奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

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今朝の天気はくもり、気温は19℃（8:00時点）※下記の情報は8月31日（水）時点のものです。

今回は、光徳駐車場に車を停め、光徳の森を通り、戦場ヶ原の北側までの往復を歩きました。

川沿いの森や湿原を往復2時間ほどで楽しむことが出来る今回のコース。

光徳周辺では、キク科のキオンやシロヨメナがちらほらと目立つものの、花数は少なく、季節の境目らしい印象を受けますが、そのぶん、少し変わったところで咲く花に注目しました。

光徳沼や逆川の水中に咲いていたのは、冷たく清らかな水を好む水草のバイカモの花。

旬は夏ですが、まだいくつか花を楽しむことが出来ます。流れに負けず咲く姿が私のお気に入りです！

また、アスファルトと土の隙間など、他の植物が育ちにくそうな硬い地面で咲いていたのがイヌタデ。

平地でも多く見られる、いわゆる雑草とも呼ばれる植物ですが、風に揺れるその小さな房のようなお花がなんとも可愛らしく、こちらも私のお気に入りなのです。

戦場ヶ原まで歩くと、夏と秋の中間らしく、周囲の緑の中にススキやヨシの穂の黄色が映えた、美しい光景が広がっていました。

今後はさらに色付きが進み、黄金の絨毯のような光景が見られますが、緑と黄色が混在した今の時期もおすすめです。

肌寒い日が増え、秋がすぐそこまで来ている奥日光。今年の紅葉の色づきはどうなるのでしょう？残りの夏も楽しみつつ、本格的な秋の訪れを待ちたいですね。（kobo）