日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2022.12.16
新・山の上からこんにちはvol.494

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は 雪、気温は -1 ℃。(8:00時点)※下記の情報は12月日14(水)時点のものです。

 

最近の奥日光は朝晩関係なくダウンジャケットやコートが必要な寒さです!そんな奥日光では、冬季閉鎖になってしまう箇所がいくつかあります。

今回はその一つである、湯ノ湖へ行ってきました。湯ノ湖は例年、12月中旬に山側歩道、12月下旬に国道側歩道が通行止めになるようです、なので雪の積もった湯ノ湖を歩くチャンスを逃すまい!と、湯ノ湖を一周してきました。

日光自然博物館の周辺は雪が積もっても融けて舗装路が露出していますが、湯元地域では一面の雪景色になっていました。

歩道上の雪は一周を通して10cmあるかどうかのところです。踏み固まった雪の上にさらさらの雪が3cmくらい乗っかっていて、特に滑りやすかったり雪に足が埋まることはありませんでしたが、靴に雪がまとわりついて足にしみてきますので、撥水機能のある靴や、スノーブーツがあると安心です。

今週末からの雪でさらに積雪が増えると、山側歩道の通行止めになる可能性もあるので、国道側や、駐車場付近からでも楽しめるものをご紹介します。

水にぷかぷか浮かぶ水鳥です!水に浮いている鳥は全部「カモ」って思っていませんか?実はそれは間違いなんです!

例えば手前の方にいる全身真っ黒で白いクチバシの鳥は...

オオバンという鳥です。いわゆるカモの仲間は「カモ科」ですが、このオオバンは「クイナ科」ですこのほかにもカンムリカイツブリ、カワウなどカモ科では無い種類がたくさんいるんですよ!またこの日の湯ノ湖では、カモの中でも種類が6種類も確認できました。種類が違えば行動も変わってくるんです、まず初めに採餌方法を見比べてみます!

しゃもじのようなクチバシが特徴のハシビロガモは、水中に顔を入れたり、水面付近で餌を探します。

一方、ホシハジロはなんと潜水!水中で魚や貝類などを捕えます。

このように、じっくり観察しているとそれぞれの行動がとてもユニーク!中でも最も面白かった種類は、👉以前のブログにも登場したホオジロガモです!

ホオジロガモは潜水をするカモですが、他には面白い求愛ダンスを見せてくれるんです

まず首を上に伸ばし、次の瞬間イナバウアー!少しすると今度はおしりを持ち上げて、くわっとジャンプ!

前回は、メスのすぐそばで求愛ダンスを披露していましたが、今回はほかに周りに雄がいるのみだったので、練習でもしていたのでしょうか?

ホオジロガモの他にもユニークな求愛行動をする水鳥はたくさんいます。見た目も美しい水鳥達ですが、ぜひ、その行動にも注目してみると、より深くバードウォッチングを楽しめますよ!(鈴)

 

※追記

Youtubeの動画も作成しました!求愛ダンスの様子やカモの食事シーンがご覧いただけます!ぜひご覧ださい!⇓⇓⇓

 

 

 

 

★★イベント情報★★

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。

ラインナップはコチラ→12月1月2月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)