奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
*********************************************************
今朝の天気は雪 、気温は-6 ℃です。(8:00時点)※下記の情報は12月20日(火)時点のものです。
最近は手袋をしていても指先がじんじんと痛くなるような厳しい寒さが続いています。
今回は中禅寺湖南岸に行ってまいりました。
奥日光では冬期になると各所の駐車場が閉鎖となってしまいますが、南岸の最寄りである歌ヶ浜駐車場は冬期でも開放しているのでアクセスは簡単です!
取材を開始したのは10時過ぎでしたが気温は-1℃!歌ヶ浜駐車場でも湖側の歩道はツルツルに凍結していました。
歩く際には転倒に注意です。
そして凍っているのは地面だけではありません。岸壁から生えている木や湖畔の岩も凍り付いていました!
これは先週もご紹介したしぶき氷です。湖畔の木々や岩、杭などに波が当たり、飛んだしぶきがくっ付いて凍る現象でその美しさと複雑な形はまさに自然の芸術!寒くて風が強い冬の中禅寺湖の風物詩です。
このしぶき氷は場所やくっついたものによって形が異なるのが魅力です。上の写真のようなもの以外にも、、、
桟橋からまるで雫のように垂れていたり。
倒木から巨大な氷柱が垂れているものも!なんだかパイプオルガンみたい?!
中禅寺湖の冬の風物詩であるしぶき氷も形ひとつひとつに注目してみると面白いですよ♪
ただし、最初にもお伝えした通り、しぶき氷の周辺では足場なども凍結しています。ご覧になる際は転倒や湖への転落には十分お気を付けください。スノーブーツやトレッキングシューズに加えて、チェーンスパイクなどの滑り止めを着用すると安心ですよ!
そんなしぶき氷を楽しみつつ、歩いていると雪が積もり始めたからこそのものを見つけました!
雪上の動物の足跡です!(写真はウサギ)
その他にもシカ、リス、キツネ、小鳥の足跡を見ることが出来ました!
そして、中には人間の足跡と交差するように残されていたものもありました。
このような光景を見ると、同じ場所を数時間前は他の動物が歩いていたのかなと思いを馳せらせてしまいますね!
それと同時に普段足を踏み入れているところにも多くの生き物たちが暮らしていることを改めて実感しました。
奥日光には駐車場から気軽に歩くことが出来るようなハイキングコースが多くありますが、そのような場所も多くの生き物の住処です。自然の中に入る際はそんな生き物たちの住処にお邪魔しているという気持ちを大切にして歩きたいですね。(福)
~今回のコース~
今回歩いたコースは歌ヶ浜駐車場から狢窪までの往復1時間30分ほどのコースです。
積雪は狢窪周辺で5センチほどです。繰り返しになりますが、歩道上でも所々凍結している場所があるので、トレッキングシューズやスノーブーツなど滑りにくい靴がおススメです。
★★イベント情報★★
少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、自然を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。
(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)