日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.01.20
新・山の上からこんにちはvol.498
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

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今朝の天気は晴れ、気温は 1℃です。

※下記の情報は1月18日(水)時点のものです。

 

今回もスノーシューを使用し、緩やかな上り下りを楽しめる「金精の森コース(赤リボンコース)」を歩いてきました。

安定した気温の中、風もそこまで強くなく快適だったものの、連日暖かな日が続き、雪質はがりがり。

ふわふわとした雪を楽しむことは出来ませんでしたが、こんな日ならではの楽しみもたくさんあるのです。

まずはがりがりの雪を使って氷の板づくり。スコップなどで表面をうまく砕くと…

こんなに大きな氷の板が完成!

表面の雪が太陽光などで溶け、再び凍ることで、このような板状の固い雪になるのです。

縦に掘り、指で表面をなぞると、融けて固まった部分と柔らかい部分が良くわかり、まるで雪の地層のよう!

ふと横を見ると、そばの雪の上では真冬なのに虫の姿が。

こちらはセッケイカワゲラの仲間。

彼らのように生まれた川へ戻るためや、他にも天敵の少ない時期を狙って等、理由は様々ですが、この時期に活動する昆虫も奥日光ではよく見られます。足元にも要注目!

その他、金精の森コースで多く見つかったのがこの雪まくり。

よく晴れた日、木などから落ちた雪の塊が斜面を転がり落ちるうちに、どんどん大きくなり、このような形になるのです。

中には膝丈以上のものも。

ロールケーキのようで可愛らしいですが、雪が転がるほどの斜面ということは、雪崩が起きやすい場所でもある証拠。

可愛らしい見かけに騙されず、雪まくりが多く見られる場所は速やかに通り抜けるようにしましょう。

 

ふかふかの雪の上を歩くのがスノーシューの醍醐味ですが、それ以外の日ももちろん面白い!

当日の環境に合わせて準備をしっかりとしたうえで、是非その日の環境を楽しみながら歩いてみてください。(kobo)

 

 

★★イベント情報★★

開催予定イベント「親子で雪の運動会!」担当スタッフのデモンストレーション&練習風景

 

少人数での実施、スタッフの体調管理やツアー中のマスク着用、お客様を含めた密集防止、手指消毒の適宜実施等、感染症対策を取った上で、冬の自然を満喫できる各種ツアーを企画しています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の関係で内容・開催日程を変更する可能性があります。ご了承ください。

ラインナップはコチラ→1月2月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)