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今朝の天気はくもり、気温は -7℃です。
※下記の情報は1月24日(火)時点のものです。
今回は、夏には笹が生い茂る急斜面で、なかなか近づくことが難しい蓼ノ湖に、スノーシューを使って行ってきました。
蓼ノ湖へは、湯元温泉の源泉から始まるスノーシューコースの青色のコースをたどって行きます。
コースには色のついたリボンがついており、蓼ノ湖、小峠方面は水色のリボンを頼りに進みます。コース入口は先週の高温によってかなり雪が融けて地面が露出していますが、3分程進めばスノーシューが使えるほどの雪はあります。
25日にかけて降雪が予想されていますので、程よく積もてくれると良いのですが、、
途中、木があまり生えていない広い斜面があります。この場所には雪が斜面を転がり落ちた跡がありましたが、これは雪崩が起こりやすい場所のサイン!立ち止まらずに速やかに通過しましょう。
ここから少しのアップダウンを越えると蓼ノ湖に到着!
湖面の5割ほどに氷が張っていますが、氷が割れる恐れがありますので湖には近寄らないで下さい。
ですが、写真の右端をよく見ると、足跡があるのがわかります。体重の軽い野生動物たちは、冬限定の氷上ウォークを楽しんでいるですね♪
凍った湖には人間だからこそ楽しめる自然の芸術も!宙に浮いたよう見える氷をじっと見ていると、まるで世界の時が止まってしまった様な、不思議な感覚にさせてくれます。
自然の芸術は雪の上にも!真っ白な雪面に樹木の影が伸びています。白と黒だけで作り出された芸術はまるで水墨画のよう!
目線を下に向けていると他にも面白いものが見つかりそうだ、と思っていると衝撃的なものが!!
(次の写真には、動物の血痕が写っているのでぼかしを入れております。)
なんと、動物が襲われた様な痕跡が残されていました。血痕のすぐそばにあった糞や毛から襲われたのはウサギのようでした。
現場からは獲物を引きずったような跡と共に、キツネと思われる足跡が続いていました。
キツネ以外にもテンの足跡も多くみられました。また、そんな足跡のすぐ近くにはリスやウサギの足跡があるのを目の当たりにし、常に天敵と隣り合わせで過ごさなければならないという、自然界の厳しさを感じました。
スノーシューハイキングでは自然が作り出す造形美や、野生動物の営みを垣間見ることが出来ます。奥日光のふかふかパウダースノーを楽しみつつ、自然のいろいろな所に目を向けてみると冬のハイキングが何倍も楽しいものになるはずです!(鈴)
<スノーシューを使ったイベントのご案内>
・スノーシューで雪の森へ (2月12日・19日)
https://www.nikko-nsm.co.jp/tourlist_d.html?0:220
・貸し切りスノーシューツアー (2月10日)
https://www.nikko-nsm.co.jp/tourlist_d.html?0:252
※定員に達した場合はご希望に添えない場合がございますが、ご了承ください。