日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.02.17
小田代原の静かな冬

2月も半ばに入り、いよいよ寒さが緩む頃も近づいてきました。

戦場ヶ原や湯元地域は冬でも多くの方が利用されているのを目にしますが、小田代原はそれらに比べると向かう方は少ないように感じます。

冬は低公害バスが運休している為、小田代原へは徒歩で1時間程かかるので、気軽に行けるスポットではありませんが、その分人気が少なく、平日は特に大自然を独り占め出来てしまいす!

先週の雪で積雪は30cm近く増えたでしょうか。ホザキシモツケやその他の低木も半分以上雪に埋まって美しい雪景色が広がっています。

木道の上は一周を通してほぼ40cm、木道脇は70cm~100cmの雪がありました。

私の他に歩いていたのははるか遠くに1人だけ!草木が雪に埋まって一面の銀世界!

もはや孤独感を感じる程の広大な景色でした。

目線を上にやるとお子様パンケーキのようなキノコが!手が届けば食べてしまいそうなほどリアルです、、

他にも夢中でズミの実を食べるウソの群れが見られました。ウソの食事は口の汚れも気にせずにムシャムシャ食べるところがキュートですよね。

しかし、冒頭にもあるこの写真のウソは、雪の上で何をしていたかというと、食後のくちばしを雪できれいにお掃除していました!(口の周り雪だらけだよ...)

汚いなんて気にしていない子と思っていましたが、意外にも綺麗好きだった!?静かな小田代原での小さな発見でした。

 

広大な景色に孤独感すら感じるとは言いましたが、周りに目をやれば、そこにはイキイキとした生き物たちの生活がすぐそこにあります!寒くて外に出たくない冬ですが、こんなに美しい世界を見ないのはもったいない!さあ、奥日光へ行く準備を始めましょう!(鈴)