日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.02.17
冬の戦場ヶ原

(↑北戦場の様子)

 

今回は赤沼~戦場ヶ原~泉門池~北戦場を歩いてきました。

まずは、歩道の状況から。

道はしっかりと踏み固められていて、歩きやすいです。しかし、凍結していてつるつるな場所もありました。

 

また、日当たりが良い場所は雪が融けて木道が出ていました。実はこういう場所も気をつけなければいけません。

雪が融けて水になると、木の上がものすごく滑りやすいんです!つるつるした場所は気をつけて歩こうと意識するのですが、こういった場所を油断して歩くと転んでしまうので気をつけましょう。(体験談です・・・)

 

赤沼~戦場ヶ原展望デッキがある場所までならなんとかブーツでも行けるのですが、その先は特にチェーンスパイクが必須です。

(青木橋~モミの林間にあるゆるやかな坂だった場所)

上のような場所や階段だったところが急な坂になっていました。チェーンスパイクなど刃がついているものをつけてお越しください。

 

さて、話は大きく変わり、一番上の写真付近(ホザキシモツケがたくさん生えている場所)でこんなものを見つけました。

手前にある植物が途中からてっぺんまで無くなっています。(イネ科の草本かホザキシモツケなどの低木か・・・硬さ的に木っぽかったのでホザキシモツケ?)

もっと近寄ってみると・・・

刃物で切ったように,すぱっと切れています!これは動物の仕業?と思い、帰った後調べたらノウサギの食痕のようでした。

 

シカも食べることがあるらしいのですが、

シカは上あごの前歯がなく、歯板(歯ぐきが硬化したもの)が発達しており、食べられた茎や枝の断面が上の写真のような鋭利ではなく、繊維が残ることがあるそうです。

 

断面からノウサギの歯の鋭さがよく分かりますね。将来ウサギを飼うことになったら絶対口元に手を近づけないようにしよう…と思ったのでした。(渋)