暖かくなり、マイナスの気温になることが少なくなった奥日光。
本日は戦場ヶ原を歩き、気温の上昇による辺りの自然の変化を探しに行きました。
歩道は雪解けが進み、歩きやすくはなってきたものの、ぬかるみや、日陰での積雪や凍結がまだ見られます。
トレッキングシューズ+スパッツのような、汚れを防ぐ装備がオススメです。
湯川沿いでは、冬の間雪の中に隠れていた谷地坊主の姿が目立ち始めました。
「オオアゼスゲ」という植物の株ですが、坊主頭のように丸く盛り上がって発生する様子から、湿地を意味する「谷地」にある「坊主頭」で谷地坊主と呼ばれています。
この株は髭のような残雪がなんともオシャレ!
新緑の時期には青々とした葉が茂り、ロン毛のような姿になるため、坊主を見るには今が旬なのです。
木道そばの木に目立つ白いふわふわは、イヌコリヤナギの新芽。
見た目通り、触り心地も抜群!見かけたら優しく触ってみてください。
そんな植物たちの変化を楽しみながら、いよいよ湿原部分に到着。
様子はというと…
前回ブログで紹介した3月10日時点よりもさらに雪が融け、男体山をバックに、見事な茶色い絨毯が広がっていました。
これからいよいよ新緑の季節が始まると思うとウキウキしてきますが、湿地の植物たちが青々と色づく春本番前の今だからこその風景も、是非皆様にも楽しんで頂きたいです。(kobo)