今回は(5/2)は戦場ヶ原~青木橋を歩いてきました!
この日は風が強く肌寒かったのですが、晴れ間は出ていて小さな春を探すことができました。
まずは木道がスタートしてすぐのこちら!
木道に沿ってちらほらと小さなスミレが咲いています。足元から目線を上げると……
ミヤマウグイスカグラが咲き始めていました!どちらも小さな花ですが、こういった春の色づきを見つけられると嬉しいですよね。
ですが、お花に夢中になって木道から足を踏み外してしまわないようご注意ください。
ワタスゲデッキからの展望です。
まだ全体的に緑が目立つ状態ではありませんが、男体山麓のカラマツ林が遠目でも黄緑に見えました。
木道沿いのカラマツも新芽や花を出しています。
雌花はピンクと緑のグラデーションが鮮やかで、真上から見ると小さなダリアみたいで可愛らしいんです!
見つけたら是非いろんな角度から見てみてくださいね。
こちらは新緑ではないのですが、個人的に見たら触ってしまうものです。
木陰のある場所では倒木についたコケが鮮やかな緑になっていました。
皆様にも是非ふわふわの手触りを楽しんでいただきたいです。軽く押してみるとゆっくり沈み込む感覚もあって楽しいですよ!
歩いていると道中ウグイスの鳴き声がよく聞こえてきました。
繁殖のため歌を練習している最中なので、まだ上手に鳴けないウグイスもいます。こちらも大変微笑ましいので、足を止めて聞いてみるのもいいですね。
今日は風が強かったのでいつもより野鳥が少なかったのですが、小鳥を近くで観察できました。
シジュウカラやヒガラの中に混ざってエナガも観察することができました。
エナガは比較的どこでもよく見られますが、私は北海道生まれのため北海道にしかいない亜種のシマエナガしか見たことがなかったんです。こちらに来てから初めてシマエナガではないエナガを見ました。白いシマエナガが近年雪の妖精と呼ばれ有名になりましたが、こちらのエナガもとても可愛いですね!
今の時期は新芽を食べるのに夢中になっているので近くで見られるかもしれません。是非探してみてくださいね。
今回のコースはこちらでした。往復約4km、1時間半ほどです。
陽が出ていても風が強く肌寒い日が続きますが、そのおかげでいろは坂の下では見頃が過ぎた花を追いかけて見ることができるんです。奥日光内でも標高で気温が変わってきますので、道中も桜などの開花の推移を楽しめますよ。ぜひ暖かい服装で元気に楽しく春を楽しんでください!(冴)
おしらせ
GWの5/3(水)~6(土)までの毎日、戦場ヶ原春のガイドウォークを開催予定です。自然解説員がこの時期ならではの戦場ヶ原の魅力をご案内します。詳しくは博物館のHPをご覧いただくか、電話 0288-55-0880 までお問合せください。