奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ、気温は20℃。(8:00時点)です。
最近は夏らしくスカッと晴れる日も多いです。木陰に入ると涼しいですが、日差しも強いので熱中症には注意が必要です。
今回は戦場ヶ原に行ってきました。赤沼駐車場から泉門池までを往復する、約2時間半のコースを歩いてきました。
取材当日の8月2日は青い空に白い雲が映え、夏だ!と叫びたくなるような晴天でした。戦場ヶ原の「夏」といえば、
やはり「お花」のシーズンですね!様々なお花たちが色んな姿を見せてくれる、とっておきの時期です。
コオニユリやクサレダマ、ドライフラワーで人気のワレモコウ、形がベルのようで可愛いらしいツリガネニンジンなど
色鮮やかなお花たちが咲いていました。
種類や株によっては咲き終わったものもありましたが、こちらも面白いんです!
今回、注目したのはノアザミとドクゼリです。
ご覧ください!紫色のノアザミはタンポポみたいなふわふわの綿毛に変身しています!
種子に羽を生やして、風に飛ばしてもらうのです。
白いお花が可愛いドクゼリも、花びらが散ったあとも綺麗な姿がご覧いただけます!
何だか、線香花火みたいで可愛らしかったです。
「夏の戦場ヶ原と言えば花」ですが、終わった花にもぜひ注目してみてくださいね♪
たくさんの植物はもちろん、実は夏の戦場ヶ原ではカモ観察も楽しめます。
カモと聞くと「冬」をイメージしますが、夏でも、カルガモや、夏鳥であるオシドリ、
一年中住んでいるものもいるマガモを見ることが出来ます。
今回は泉門池で5羽ほどのマガモを観察することが出来ました。
泳いでいるマガモたちをじっくり見ていると…時々飛び上がって何かを一生懸命捕まえています!
なんと!カメレオンの舌のように首を素早く動かしてトンボを捕まえていました。草食というイメージがあるマガモが
木や岩に留まっているトンボを次々に捕まえていく様子には驚きを隠せませんでした!
同じ個体をじっくり観察して、様子を伺うことも新しい発見があって、とても面白いですよ♪
お花にカモに盛りだくさんの戦場ヶ原なので、夏休みやお盆休みに是非お越しください!
ただし、夏と言えば雷を伴う天気の急変などもお忘れなく。急な天気の変化に備えて、カッパを持つ、
近くで雷が鳴る場合は急いで退避するなど、備えと対策は万全にしてください。(m)
動画情報 このブログに関連した動画をyoutubeにアップしました。ぜひご覧ください!
標高約1400メートルに位置する戦場ヶ原の夏は平地と比べて一味違います!ネイチャーガイドと一緒に歩くことで夏の高原ならではの雰囲気や自然をより深く楽しむことが出来ます。平坦な木道をのんびり歩くのでご家族でも安心です!予約枠に空きがあれば当日参加も可能です。
●日時:令和5年8月毎土日(26、27日を除く)
午前の部 10:00~11:30 / 午後の部 13:00~14:30