奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は 、気温は ℃。(8:00時点)※下記の情報は8月16日(水)時点のものです。
最近は台風の影響こそそこまでではなかったものの、雨続きの奥日光。
そんな中今回は湯ノ湖をぐるっと一周してきました。
晩春から初夏にかけて咲いていた花や、夏に咲く花期の短い花等、足元の植物が実をつけ始めているのが今の時期なんです。
そして今回のコースは西側が片斜面の森になっているので、普段は足元にある植物たちの観察がしやすいんです!
金平糖みたいな形をしたキツネノボタンやトウモロコシみたいなマムシグサ等色や形は様々。
中でもぜひ探してもらいたい植物がこちら
ミヤマタニタデです。大きさは5~20cmで、その実は米粒より小さい!
丸形で細かい毛が生えている姿はキラキラ輝く水滴の様!
小さくてかわいらしいミヤマタニタデ、じっくり探して観察してみてください。
植物の実だけでなく、他にも周りの木々にも注目していただきたいポイントがあります。
それは…
菌類と藻類が共生している生物「地衣類」です。
普段はカサッカサに乾燥していて白っぽい色をしているのですが、雨の後等水分を得るとみずみずしさを取り戻します。
始めに話した通り、今の時期は雨が多いので鮮やかな地衣類たちが森を彩っている景色をご覧いただく大チャンス!
さらに、湯ノ湖ではそんな森の雰囲気を湖バックで楽しめちゃいます!
奥日光の夏も、いよいよクライマックス。
雨もふくめて奥日光の自然を満喫しに来てくださいね!(輪)
~イベント情報~
当ホームページの「ガイドツアー」にて、9月・10月開催のイベント情報の公開が始まりました!
今年の秋は、私たちと一緒に奥日光の大自然を楽しみましょう!