今年は千葉県にある東邦大学からインターンシップ生が来てくれました。
当記事は実習の一環として、実習生の方に自然情報収集・発信作業を行っていただくものです。
では、どうぞご覧ください!
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本日の天気は雨!ということで雨の日の小田代原や戦場ヶ原の発見を発信していきます。
最初の雨の日スペシャルゲストは、体長2,3cmのアズマヒキガエルの子ども。土色に擬態していて普段は見つけづらいですが雨のお陰か元気に跳ねていて目の前に飛び出してきてくれてちょっと嬉しい気持ちになりました。人の手の温度はカエルからしたら熱いので、手袋をつけるか長時間触らないようにしましょう。
キノコもたくさんみつけられました。木に生えているもの、地面に生えているもの、色や形、感触も様々で見つけるたびにわくわくします。キノコは菌糸を地面や木の中に張っているので、1つキノコを見つけたら近くをみてみると他にも生えているかもしれません。探してみてください。
カラマツの林を抜け開けた湿原に出てくると、緑や種の茶色の背景の中にひときわ目立つ紅色が…!ワレモコウという花で、漢字を「吾亦紅」とも書きます。名前に親近感があったのと、主張の強い紅色が可愛らしかったのでシャッターを切りました。
キノコに紅色、なんだか秋の訪れを予感させますね。千葉はまだまだ暑い日が続いていますが奥日光はもう涼しいです。
暑さをしのぎに登ってきたアキアカネも、赤い個体が見られたのでにらめっこをしてみました(笑)普段よく見る虫でも腰を落として真正面から見るとまた違った表情がみられて面白いです♬
戦場ヶ原の湿原まできました。木道からよく目を凝らして地面を見てみると、直径1cm程の葉をもつモウセンゴケを見つけました。モウセンゴケは、日本では数少ない食虫植物のうちの1つです。虫を捕まえるための粘液をだす腺毛にしずくがついていてきれいでした✨
木々のお陰でレインウェアと防水靴があれば傘なしでもゆっくり雨の日トレッキングを楽しめます!木道が滑りやすかったりぬかるみがあったりしますので雨の日は足元に十分お気を付けください。また、落雷もありますので天候の急変にもご注意ください。
(実習生:美紅)