今朝の日光自然博物館周辺は9℃まで冷え込み、長袖+上着を一枚羽織って小田代原に向かいました。
日なたに出てもじりじり暑いということは無く、いよいよ日差しがありがたい季節に突入しそうです。
小田代原では湿原内の複数種類の草たちが紅葉し、それぞれが少しづつ違う色に変化するため、美しい縞模様を楽しむ事が出来ます。20日よりも種になったホザキシモツケの赤色が目立つようになってきました。これから先より一層色付いて行くことに期待です!
木々の紅葉はまだ気配はなく、周辺のミズナラやシラカンバの葉は青々としていてます。
一見まだ夏と変わりないようにも見えますが、近くのマユミの木はすでに実をつけていました。このような細かい変化が多く見られるのもこの時期の楽しみです。
そんなマユミには黄色いお腹が特徴のキバラヘリカメムシがつかまっていました。カメムシと言えばくさいにおいを出すことで有名ですが、この子はなんとリンゴのにおいを出します!マユミの木を見つけたら、ついでにキバラヘリカメムシも探してみてください!
季節が進めば見られる動植物も変化していきます。景色の変化だけでなく、自然全体の変化にも注目してみましょう!(鈴)
今回紹介した小田代原は徒歩では赤沼から約1時間かかりますが、低公害バスを利用すれば誰でも手軽にアクセスできます!
また、草紅葉が綺麗な時期に合わせて、小田代原を自然解説員がご案内するイベントも開催予定です。