日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2023.10.20
新・山の上からこんにちはvol.534

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。

 

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今朝の天気は晴れ、気温は10℃。(8:00時点)※下記の情報は10月17日(火)時点のものです。

最近の奥日光は冷え込みが強まっており、中禅寺湖周辺でも霜が降りることもありました。

お越しの際は防寒具を忘れずに!

 

今回は西ノ湖と千手ヶ浜に行ってきました。西ノ湖入口のバス停までは赤沼自然情報センターから低公害バスで約22分。西ノ湖までは歩いて30分、そこから千手ヶ浜までは1時間ほどのコースです。

 

この時期と言えば紅葉の進み具合が気になりますが、西ノ湖へ行く道中でもカエデ類が色づきが進んでいました。

 

色づいている最中の紅葉の魅力は色のバラエティの豊かさ!

残っている緑色の葉と黄色や赤色の葉が入り混じり、下から見上げると青空のキャンバスに広がってまるで色の四重奏♪

お越しの際は、是非下から見上げるようにご覧になってください。

 

西ノ湖に到着すると周囲の山肌も美しく色づきが進んでいました!

山肌が赤や黄色に彩られモザイク模様を織りなしていますよ!

西ノ湖周辺の紅葉はもう見頃入りですね。

 

続いて、千手ヶ浜を目指して、千手の森へ進むと木々の色づきの様子も変化していきました。

西ノ湖周辺に比べると、全体的に黄色が強い印象を。

この辺りはミズナラが多く生育しているので、西ノ湖周辺とはまた違った黄金色に染まった森のを楽しむことが出来るんですよ。

ただし、ミズナラは葉が傷むのが早いのでお早めにどうぞ!

 

そして、ゴールの千手ヶ浜でも紅葉が見頃を迎えていました。

北岸や南岸方面の湖岸に生えているツツジの鮮やかな赤色が目を引きます。

奥日光の紅葉もいよいよ本格化といったところでしょうか!!

 

そんな、紅葉を満喫した帰りに思わぬ出会いがありました。

 

千手ヶ浜に流れ込む外山沢川を覗くと大きな魚の影を発見。

正体はブラウントラウト。

本来は晩秋に産卵のために中禅寺湖に流れ込む河川へと遡上していきますがここ数日の冷え込みの影響で遡上してしまったのかもしれません。

今回見られた個体に婚姻色や身体の傷などは見られなかったので産卵はまだ先になりそうですが、これから繰り広げられるであろう秋ならではの命のドラマに思いを馳せずにはいられません!

 

紅葉はもちろん、それ以外の生き物たちの動向もお見逃しなくご覧ください!!(福)

 

今回のコース

西ノ湖、千手ヶ浜にアクセスするには低公害バスが便利ですよ!

詳しくはこちら

 

~お知らせ~

日光自然博物館では、奥日光の自然や歴史を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。

ガイド付きでないと入れない道や、森の奥にある秘滝を目指したり、初心者さん大歓迎のお手軽ツアー、バードウォッチングなどなど盛りだくさん!!

ラインナップはコチラ→ 10月 11月 12月

(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)