奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。
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今朝の天気は晴れ、気温は8℃。(8:00時点)
※下記の情報は10月31日(火)時点のものです。
奥日光を彩ってくれた紅葉も全体としては見頃を過ぎつつあります。
今回は紅葉の見ごろが過ぎても戦場ヶ原を楽しむ方法を紹介したいと思います。
これからの時期は冬鳥と呼ばれるより寒い地域から渡ってくる鳥たちを多く観察できるため野鳥観察がおすすめです。
葉が落ちたからこそ枝に留まる鳥が見やすくなり、野鳥観察が初めての方でも楽しめるので是非チャレンジしていただきたいです。
この日は至る所でマヒワの群れと出会いました。
マヒワ♂ オスは全身黄色で黒い帽子をかぶったような見た目。
マヒワ♀ メスはオスより淡い黄色で、お腹に縞模様があります。
30羽くらいの群れで行動し、声もにぎやかなため野鳥観察が初めての方でもみつけやすいです。
カラマツやシラカンバの実を食べるので林の中で樹を見上げたり、川のほとりで水浴びや水飲みをしている姿を探すと良いでしょう。
こちらはツグミ。美味しそうにズミの実を食べていました。
戦場ヶ原や小田代原などズミの多いところに集まっていることがあります。彼らはシベリアから飛んでくるのですが、
この鳥が来てくれると冬を感じます。
他にも驚きの出会いが!赤沼駐車場に車を停めてすぐベニマシコに出会いました。
彼らはロシアや北海道などで繁殖し、冬には本州などへ渡ってきます。
自分は北海道出身のため遠く離れた奥日光でも会えて嬉しく思いました。
奥日光は湿原、山や湖と豊かな環境があるため、それぞれの環境を好む様々な種類の鳥がやってきます。
今回ご紹介したのは林に適応した鳥たちですが、湖や川にはカモたちが来たり、魚を狙って大型のワシもやって来ます。
鳥の魅力だけではなく、自然の豊かさも感じられるため、ぜひ奥日光のいろんなスポットへ出向いて鳥を探してみてください。
日光自然博物館では野鳥観察のイベントも企画しています。
26日にオオワシ、オジロワシをメインターゲットとして探す観察会、
29日に少人数制のバードウォッチング教室を開催します。
詳細やその他のツアーについてはこちらをどうぞ。