奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。
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今朝の天気は晴れ、気温は7℃。(8:00時点)
※下記の情報は11月8日(水)時点のものです。
長く楽しめた紅葉も、中禅寺湖周辺でわずかに色づきが残る程度で、奥日光での紅葉は終わりに近づいています。
さて今回は、紅葉の前線を追っていろは坂を下り、世界遺産でもある日光の二社一寺周辺まで行ってきました。
奥日光の玄関に当たる中禅寺湖周辺と、二社一寺周辺の標高差は、約600mにもなるため、その標高差が生み出す寒暖の差によって、紅葉の時期も異なるのです。
では早速現在の紅葉状況を。
二社一寺周辺はすでに見頃。赤や黄色のカエデの仲間と、歴史的建築物のコラボレーションが非常に綺麗です!
奥日光の大自然の中の紅葉も素晴らしいですが、二社一寺周辺では自然と歴史の両方が楽しめ、また違う魅力を味わうことが出来ますよ。
木によっては葉がすでに散り始めているものもありましたので、なるべく早めのお越しをお勧めします。
しかし!散ってしまった葉もまた綺麗。
地面では、紅葉の絨毯が楽しめるほか、用水路そばでは、水と一緒に流れる落ち葉…なんて趣のある風景も!
足元にも注目ですよ。
そしてもう一つ。私オススメの楽しみ方は、「木の一本一本に注目すること」!
たとえば紅葉を代表するカエデの木ですが、同じように見えていくつもの種類があり、また日当たりなどによっても色の出方は様々です。
真っ赤な葉と黄色の葉が同じ木で同居していたり
一枚の葉の中でグラデーションが生まれていたり…
それぞれに個性が出ており、これが非常に面白いのです。
中でも私のお気に入りは、真っ赤な葉の中に、数枚だけ緑の葉が混ざっている木。
紅葉は、主に冷え込みが引き金となって色づきが始まります。
夏が好きで、暑さが少し恋しくなってきた私は、そんな中残っている緑の葉にどうしても感情移入してしまうのです。
・・・と、しんみりとした気持ちになれた今回。
お越しになられる際はぜひ、日光の社寺と紅葉、という最高の組み合わせに一つプラスして、木をじっと眺め、木の一本一本の色の付き方も楽しんでみてはいかがでしょうか?(kobo)
~お知らせ~
日光自然博物館では、奥日光の自然や歴史を満喫できる各種ツアーを多数企画しています。
ガイド付きでないと入れない道や、森の奥にある秘滝を目指したり、初心者さん大歓迎のお手軽ツアー、バードウォッチングなどなど盛りだくさん!!
(いずれも先着順となっておりますので、ご希望に添えない場合はご容赦ください。)