日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ、気温は0℃。(8:00時点)※下記の情報は12月6日(水)時点のものです。
中禅寺湖周辺でも雪が舞う日が出ており、いよいよ奥日光の冬らしくなってきました。
今回は湯元の湯ノ平湿原に行ってきました。湯元バス停から徒歩5分強でアクセスできる小さな湿原です。
お手軽にアクセスできる場所でありながら、この時期ならではの魅力にあふれている場所なんですよ!
まずはなんといってもその風景。
薄っすら雪が積もった湿原と燻る湯けむり…後方には雪化粧しながらも岩肌の荒々しさが見える金精山がそびえていました。
奥日光の冬らしい景色がぎゅっと詰まったような景色ですが、 さらに今の時期にお勧めしたいポイントが「アシの穂」です。
アシは綿毛のようなフワフワの穂を付けますが冬本番になるにつれ、そのボリュームが失われてしまいます。寒風になびくアシの穂と湯けむりを楽しめるのは今だけです!
そして、この時期の湯ノ平湿原は景色が良いだけではありませよ。なんと、間近で動物を観察できるチャンスもあるのです!
湿原を歩いているとシカや
サルに出会えました。
なぜこのように動物たちが姿を現すかというと、湯元周辺ではこれから雪が多く積もり、動物たちのエサとなる足元の草などは埋もれてしまいます。そんな中でも湯ノ平湿原は流れ込む温泉によって水温や地熱が周辺より高くなることでが比較的凍結や積雪が少ないのです。そのため、多くの生き物が餌を求めて集まるのと考えられます。
さらに、シカやサルを観察していると何やら水辺からぺちゃぺちゃと不思議な音が聞こえてきました。
正体は「コガモ」というカモの仲間でした!不思議な音は5,6羽の群れが泥の中にくちばしを突っ込んで餌を探す際に出る音だったのです。運が良いと様々な動物たちが姿を現してくれるのもこの場所ならではの魅力ですね。
奥日光の冬らしい景色がぎゅっと詰まっていることに加えて、これから冬が本格化しても間近で動物を観察できるチャンスもある湯ノ平湿原。ぜひ、その時々の出会いを求めて歩いてみてはいかがでしょうか?(福)
★★★イベント★★★
日光自然博物館では、冬の奥日光を満喫していただけるようなイベントを開催予定です!
小さなお子様、お孫様のいるご家族でも安心できるものから大人の方お1人でもご参加可能なイベント等多数企画しています!
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