3月10日(日)に「奥日光で楽しく学ぼう!生物多様性」を開催しました。
生物多様性とは何なのか、どうして大切なのか?奥日光の生物多様性はどうなの?ということをお話しさせていただきました。
前半は館内でレクチャー
そして、リニューアルしたばかりの最新技術を使った体感型の展示を見学しながら、奥日光の自然、生き物についてもご案内。
お昼休憩を挟んだ後、博物館周辺の森の中で生物多様性や生きものたち(私たち人間含めて)の「つながり」をお客様と一緒に探しました。
例えば、シカの樹皮剝ぎから、シカが増えすぎてしまっていること、その影響で絶滅してしまったチョウがいること。
生き物たちは複雑な関係、「つながり」を持っていて、一種が絶滅したり数が大きく変動したりすると、その影響は「つながり」を通してたくさんの生き物に影響がでてしまう可能性があることなど。
今回は、嬉しいことに大人の方だけではなく、お子様と一緒にご家族で来てくださった方が多かったです。
少し難しい題材だったと思うのですが、午前も、午後の自然観察でも皆さん真剣にお話を聞いてくださったり、質問をしてくださりとても嬉しかったです。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
正直、私にとっても「生物多様性」は難しい題材でした。分かりやすくかつ、生物多様性の重要性をしっかりお伝えできるよう、真面目な話だけではなく生き物たちの面白ポイントや魅力も伝えられるように、と試行錯誤して臨んだのですが、もっとこうすれば良かったな~という点があり、少し悔いが残る形となってしまいました。
あらためて「伝える」ことの難しさを痛感しました。自分の得意分野以外の勉強と合わせて「伝える」技術の向上に努めていきたいなと思いました。(渋)