奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
*********************************************************
今朝の天気は 晴れ、気温は -6℃。(8:00時点)※下記の情報は3月20日(水)時点のものです。
今回は春を求めて、奥日光を飛び出し世界遺産日光の社寺へ行ってきました!
歩いた場所は二荒山神社本宮から瀧尾神社を巡る「史跡探勝路」
今の時期、ここでは沈丁花の仲間のミツマタがみられます。
ミツマタは春にまず先に咲くことから「サキクサ」と呼ばれともある春の花の代表です。
そんなミツマタはもう咲いてるかな?と思っていたのですが…
残念まだ蕾がほとんどでほんの一部が咲いている状態でした。
花がたくさん開くと、甘い香りがするそうなので、今後の開花状況もチェックですね。
さて、ミツマタはまだ咲いていなかったので春はもう少し先かというと実はそうでもありません。
他にも注目してほしい点はまだあります。それが足元の自然。日光の社寺の周りでも普段はなかなか気にしないようなところに、もう春が来ているんです!その場所とは…
ズバリ、水路です!
コースの中の境内にある細い水路の端っこの、そのさらに端っこの水際では春の足元代表のフキノトウや
スミレの仲間
春先の水辺で見られるネコノメソウの仲間などでにぎわい始めています。
確かな春の訪れに胸が高鳴り、気づけばその花たちに這い寄るようにして観察してしまいました。
這い寄ることで、小さな花への世界へと入り込み、より身近に小さな花たちの愛らしさを感じることができます。
ぜひ一度お試しあれ。ただし、道をふさいだりはしない様にしましょうね。
今回紹介したコースは一周2~3時間ほどで回ることができます。
お参りはもちろんのこと、このコースも歩いてみて、普段は気にしないような小さな花たちにも目を向けて、春を感じてみてくださいね!(輪)