奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ、気温は7 ℃です。(8:00時点)※下記の情報は4月17日(水)時点のものです。
今回は小田代原を一周してきました。約1時間のコースです。ほとんど平坦な木道を歩くコースなので、初心者の方にもおすすめです。
今回なぜ小田代原なのかというと……
4月20日(土)から低公害バスが今年の運行を開始します!小田代原は赤沼車庫からバスで約12分のところにあります。
時刻表やその他詳細はこちらからご覧になれます。ぜひご活用ください!
さて、小田代原の現在の様子ですが、湿原の景色の中に雪は無く、新緑には早いため一見晩秋のような景色でした。スニーカーでも問題なく歩くことができますが、取材日は雨だったので木道に溜まった落ち葉で少し滑りやすかったです。
このような景色でも「視点を変える」と春らしいものを見つけることができますよ。おすすめポイントは木道の柵!
小田代原の木道の柵にはコケが生えることが多く、いろんな種類のコケがあるんです。今はコケたちも芽吹きの季節なので生えたばかりの小さくてみずみずしいコケたちが見られますよ。
見つけたら是非優しく撫でてみてください。実際に触れたら自然をもっと身近に感じられますよ。
そして柵から足元に目を向けてみたら、小さな春を見つけられました。
一見枯れ葉だらけの地面でも、木道の脇には小指の爪ほどのギザギザな葉がありました。一つ見つけるとどんどん目に入ります。一か月もすれば花をつけてくれるだろうなと思うとこれからの春の景色にワクワクします。
取材日が雨だったので雨ならではの視点もご紹介!
地衣類という木や柵にくっついている薄緑のコケのようなもので、菌類と藻類が共同生活をしている生き物です。
乾燥しているとパリパリしているのですが、雨が降ると手触りが変わり、コケ同様ふわふわしていたり、ふにふにと弾力があったり様々です。雨の日はそこにも注目ですね。
さて、今回は「視点を変える」をテーマにお伝えしましたが、まさにそんな企画展が低公害バスと同じく4月20日(土)から始まります!
その名も「一味違う自然観察 這い寄れ!花の奥日光」!
なかなか存在に気付いてもらえない小さな花の魅力を「視点を変えた一味違う観察方法」でたっぷりお伝えします。
詳しくはこちら!是非お越しください!
また、今回の記事を動画でも見られます。よければこちらもご覧ください!
https://youtu.be/IhUPIMYJA4o