今回は、船の駅中禅寺から菖蒲ヶ浜・立木観音経由の船の駅中禅寺に戻る約1時間のコースで中禅寺湖遊覧船に乗ってきました。写真は今回乗った遊覧船の「男体」です。
水位低下のため、菖蒲ヶ浜、大使館桟橋は通過します。詳細は遊覧船HPをご覧ください。
https://www.chuzenjiko-cruise.com/
遊覧船に乗ると中禅寺湖から男体山や白根山などの山々を一望することができ、深緑や紅葉を楽しめます。今の時期は春が始まったばかりで葉がなく寂しい風景ですが、咲き始めたピンク色のアカヤシオやヤナギ類の黄緑色の花がひときわ目立つ早春の奥日光の風景を見ることができます。
特にアカヤシオは、日当たりの良い南岸方面では、船上からもよく見えるほど咲き進んでいる木もありました。写真は八丁出島の西側にあるアカヤシオをズームで撮影したものです。
山並みや花だけでなく、立木観音や大使館別荘などの建造物も遊覧船の上からだと綺麗に全体像を見ることができます。写真は、英国大使館別荘記念公園で、船からだと3段の綺麗な石垣と一緒に見ることができます。
また、日光山を開山したことで知られる、勝道上人(しょうどうしょうにん)の墓地の一つと言われる上野島(こうずけじま)も色々な角度から楽しむことができます。写真は、男体山をバックに撮影しました。
(しゅんか)
景色だけでなく湖面の方に注目して見ると、鳥の姿を見つけることができました。
こちらはオオバンという鳥です。水に浮かんでいてカモのようですが、足には水かきがなくクイナの仲間です。奥日光には冬鳥として多く飛来しますが、まだまだ残っているようです。
こちらはオシドリという水鳥です。奥日光には夏鳥として飛来してきます。デザインが奇抜なのがオスで、落ち着いた色合いの方がメスです。遊覧船に乗ると中禅寺湖を一周できるので、奥にいて歩道からは見つけることのできないオシドリも良く観察することができます。今回は3回ほど見つけることができました。繁殖に向けて、つがいで移動するオシドリを見ることができるかもしれません。
遊覧船からは、普段は見えにくい地形や様々な角度からの男体山、正面からの大使館などいつもと一味違った景色を楽しむことが出来ました。またアカヤシオなどが咲き始めていることや、夏鳥のオシドリが見られ始めてきたことで春本番が近づいてきたなと感じます。遊覧船に乗る際は、船上からしか見ることのできない景色はもちろん、花の姿や鳥たちも見つけてみてください。(あかりん)
☆☆今回乗った「中禅寺湖遊覧船」については、こちらをご覧ください☆☆