奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は雨、気温は12℃。(8:00時点)※下記の情報は5月28日(火)時点のものです。
奥日光ではようやく木々が若葉を広げはじめ、春本番の様子になってきました。
取材日の28日は本降りの雨でしたが、戦場ヶ原のズミの咲き具合を確かめるために、赤沼駐車場~青木橋間の片道約2kmの区間を歩いてきました。
あいにくの天気の為、取材中には誰ともすれ違うことがありませんでしたが、その影響もあってか、雨が弱まったタイミングには、野鳥たちが隙を見たように活発にさえずったり、私の歩いているすぐ傍で餌を探したりする大胆な姿を見せてくれ、雨の日ならではの楽しさを味わうことが出来ました。
気になるズミの様子はというと、
赤沼駐車場から約5分進んだ写真撮影台付近では、一部咲いている株もありましたが、花と蕾が半々くらいで、その他の株では、間もなく開花しそうな蕾がたくさん控えている状態でした。
今年はズミが当りの年のようで、ほとんどの株で大量のつぼみを見る事が出来ます。満開時にはかなりの見ごたえが期待できそうです。
さらに10分ほど進んだ景色の開けたデッキでは、ふわふわの白い綿毛が特徴のワタスゲが目立ち始めていました。例年6月の中旬にかけて見頃を迎え、男体山とワタスゲの白い絨毯のコラボをお楽しみいただけますが、今年は少し早く進んでいる様に感じます。
この辺りから戦場ヶ原中心部の展望台までの区間のズミは開花が進んでいる株が少なく、赤~ピンクのつぼみから、白い花まで見る事が出来ました。
つぼみから花へと移り変わる色のグラデーションはズミの大きな魅力です。
展望台から+5分ほど進むと青木橋に到着します。青木橋周辺は他より開花が進んでおり、満開のズミが出迎えてくれました!
この先数日はスッキリしない天気が続きますので、つぼみの状態で控えている株は開花が遅れ、通常は見頃の期間がずれるはずの、ワタスゲとズミを合わせて楽しめる中々ないタイミングに出会うこともあるかも!?
日によって刻一刻と自然の様子が変わっていく今の時期ですが、その年の傾向や、その日の天気によっても変化する自然の様子を感じとり、その日・その年・その時にしか出会うことのできないあなただけのとっておきの景色を探しに行ってみてはいかがでしょうか!(鈴)
追記
6/1(土)ズミ大満開!ピークです!
《6月のイベント情報》
【 6/8(土)】新緑眩しい八丁出島ハイキング&写仏体験
【 6/22(土)夜の世界を探検!】中禅寺湖で夜の生き物探し!
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