日光自然博物館

BLOG 戦場ヶ原からこんにちは

2024.06.19
戦場ヶ原の初夏を彩る花と蝶

 

今回は日に日に春から夏へと季節を進めている戦場ヶ原の花の様子を見に行ってきました。 

ズミも終わり、ワタスゲも次々綿を飛ばしているところですが、ワタスゲはまだ見られそうでした。

ですがご覧の際はお早目にといったところです。

そして、このワタスゲに混ざって湿原内に咲いているオレンジの花はこちら

レンゲツツジです。戦場ヶ原ではもう既に7~8割が咲いています。花も大ぶりで見ごたえ抜群です。

今がまさに見頃!こちらもお早目に!

 

また、木道脇にも初夏らしい花が続々咲いてきています。

そして花が増えて嬉しいのは人間だけではありません。写真撮影をしていると彼らがやってきます。

それはチョウ!こちらはアヤメに止まり蜜を吸うコチャバネセセリです。くりくりの大きな目が可愛いですね。

 

そしてこちらも初夏の代表、ハクサンフウロ。

撮影しているとヒメウラナミジャノメが!小ぶりな眼状紋が可憐です。

 

こちらはウマノアシガタとスジグロシロチョウ。ボロボロの翅でも一生懸命飛んでいました。

ウマノアシガタは特によく咲いており、木道脇で光沢のある花弁がきらきらと輝いています。

是非探してみてくださいね。

 

他にも黒と白のコントラストが美しいフタスジチョウや、最近多く姿を見せるサトキマダラヒカゲなど

たくさんのチョウが花とともに姿を見せるようになりました。ホザキシモツケなどが咲いてくると更に

賑やかになっていきます。これからの季節も楽しみですね!(m)