今回は、小田代原を歩いてきました。
小田代原では夏中盤~秋に見られるお花が咲いています。
コバギボウシ(左) ヨツバヒヨドリ(右)
ソバナ(左) ツリガネニンジン(右)
キオン(左) ワレモコウ(右)
その他にも、紹介しきれないぐらいたくさんのお花が咲いていましたよ!
さて、今回ご紹介したお花の中で、ソバナをさらに深堀りしてご紹介したいと思います。
ソバナのめしべの先端(柱頭:花粉を受け取る場所)に注目! クルンと外側に反り返っていて(右の花)とても可愛い!
写真をよく見ると、柱頭が反り返っていないもの(左の花)もあります。
じつは開花してすぐは左のように柱頭は閉じているのですが、時間が経つと右のように開くのです。
なんでこんなことが起きているのかというと、自家受粉(他の株の花粉ではなく、自分の花粉を受け取ってしまうこと)避けるために、おしべとめしべの成熟時期をずらしているからと言われています。
なので写真の左の花は、おしべが成熟している(花粉をいっぱい出している時期)花で自分の花粉を受け取らないよう柱頭が閉じていて、右の花は花粉がほぼ出尽くし、めしべが成熟し柱頭が開いて他の株の花粉を受け取れるようになったというわけです。
同じキキョウ科であるツリガネニンジンも同じように柱頭がクルンと開くのでぜひ観察して見てください!(渋)
今回歩いたコースは赤線の部分。小田代原バス停よりちょっと手前の車道沿いもお花がたくさん咲いてるのでおすすめです。運転手さんにお話しして降車ボタンを押せば、バス停以外の場所でも降りられます。
※ただし車道沿いでお花観察をする際は、低公害バスや許可車両、自転車なども走っているので周りに気をつけてください!