奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ、気温は1℃。(8:00時点)
※下記の情報は12月4日(水)時点のものです。
最近の奥日光は、昼でも10℃に届かず最低気温はマイナスになる日がほとんどです。先日は雪も積もったため、お車でお越しの際はスタッドレスタイヤが必須となりますのでお気を付けください。
今回は赤沼に車をとめ、戦場ヶ原に行ってきました。実は去年まで赤沼駐車場は冬季閉鎖があったのですが、今年から通年開放になりました。ぐっとアクセスのよくなった冬の戦場ヶ原の楽しみ方をご紹介します!
冬はなんといっても木に葉がついていなくて見通しが良いです!
そして葉がこすれない&落ちないため自然の音が少なくなるんです。そのため小さな音に気付きやすかったりします。
今回はこの2つのポイントを押さえて歩きました。
まず出会ったのがズミの実をたべる野鳥たちです
ズミの木からカサカサと音が聞こえたため、よく探してみるとアトリの20羽ほどの群れ、ウソの10羽ほどの群れを見つけることができました。
実を口いっぱいにつけながら食べる姿をよく観察することができました。
湯川対岸からはかすかにジュリリジュリリ…という鳴き声がしました。
少し離れていましたが、葉のない木の上では白いエナガはとても見つけやすいです!
冬になると葉が落ち、天敵に見つかりやすいため目を増やして天敵を見つけるために違う種類の小鳥たちが群れになります!
また歩いていると「ジッジッ」という鳴き声が!
正体はこの子
ミソサザイです
スズメより小さな体ですが鳴き声はとても目立ちます。静寂のなかでは一際大きな声に聞こえます!
鳥以外にもある生きものと出会ったのですが、写真がないためyoutubeにあげました。
下に貼ってあるのでぜひご覧ください。
戦場ヶ原の開けた綺麗な景色を見るまでの遊歩道は、面白みがないと感じる方もいるかもしれません。
ですが、今回は静かに音を聞くことで、様々ないきものに会うことができました。
音と葉の少ない今の時期ならではの生きもの観察を、ぜひみなさんもやってみてくださいね~!
戦場ヶ原は霜や凍結、雪など天候も歩道状況も不安定な時期です。事前に天候など調べ、登山靴を履き、ダウンや手袋、ネックウォーマーなど真冬の服装でお越しください。
(あかりん)
↓↓↓動画はこちらから↓↓↓
☆☆☆お知らせ☆☆☆
現在日光自然博物館では、冬の企画展として
「地域の記憶展 洋人遺留 異人さんの忘れ物 -奥日光に残る舶来品-」
を開催しています。
展示品の多くは戦前のもので、国際避暑地としてにぎわっていた当時の雰囲気を感じられます。当時を知る「忘れ物」たちを間近で感じ、思いをはせてみませんか。
会期・時間など詳細はこちらから