奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気は晴れ 、気温は-2 ℃。(8:00時点)
※下記の情報は1月22日(水)時点のものです。
湯元のスノーシューコースが3コース全て解放になりました!
今回はその中の一つ、石楠花平コースを歩いてきました。
石楠花平コースは、緑色のリボンがついているなだらかなつづら折りの道を登りきると、
雪で埋め尽くされた湯ノ湖や戦場ヶ原が見渡せる絶景を楽しめるコースとなっています!
手前の真っ白なところが湯ノ湖、奥の真っ白なところが戦場ヶ原です。
こんな景色を見に行く道中は真っ白な雪景色…
そんな寒くて雪だらけの森にはなにもないんじゃない?と思うかもしれません。
実は雪の上では、土や落ち葉の上では見えにくい動物の痕が丸見えになっちゃうんです!
今回も面白いものをたくさん見つけたので紹介します♪
まず最初に現れたのは、コース上を横切るウサギの足あと
ウサギは跳び箱を飛ぶように跳ねるため、長い後ろ足が前足の前にきます
↓↓↓ イメージ図 ↓↓↓
左斜面の足あと 右斜面の足あと
左の足あとは深く、右の足あとは浅かったんです
なぜだろう?と雪を触ってみたんです。すると左は日陰でさらさらな雪質、右は日なたでとけて固まったすこし硬めの雪質でした。足あとの違いに気づいて、新たな発見ができてうれしい気持ちになりました!!
さらにこんな足あとも
右の足あとはわかりやすいですが「!!」みたいな形に見えませんか?
手のひらくらいの小さい足あとで、ウサギと同じように後ろ足が前足の前にきますが、前足がそろうのが特徴です。
足あとは木まで続いていて、木の裏からさらに続いていたので食事のために木に登ったのかもしれません。足あとを辿ると、こんな風に動物の生態なんかもわかったりして面白いですよ!
次に見つけたのは何かの植物が散乱しているあとです
近づいてみると…
冬芽が噛み千切られたカエデの枝↓ そばに落ちていたフン↓
細かい植物のようなものは、冬芽の中の柔らかい部分だけ食べてその周りの皮が落ちた痕でした!
フンは大きいのがウサギで比べてみましたが、とても小さいことがわかります。
正体は…
ムササビ!!
5㎜くらいの小さな球体のフンで、冬は木の冬芽を食べます。
雪がない時期は見つけにくいので、見つけるなら今がチャンス!!
美しい景色が待つ石楠花平コースですが・・・
道中でも、雪の上だからこそ発見できる動物たちの痕がたくさんあるはず!
普段出会えない動物たちの暮らしぶりを想像しながら楽しんでみてください❄⛄
↓↓今回のように自然や雪を楽しみながら
スノーシューで歩けるイベントを開催します↓↓
2月の毎週末に開催するので、ぜひご参加ください!
詳細・申し込みはこちらから