こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光での話題や最新情報、さらに日光自然博物館のイベント情報をカテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしています。
■本日の奥日光の気温1℃(博物館周辺 10:00現在)
最近の奥日光、朝起きると博物館周辺が一面真っ白!という日も増えてきました。
ササも風に吹かれて、シャキっとした姿に!自然の厳しさを感じます。
博物館から歩いて5分ほどの距離にある、華厳の滝も雪景色になってきました。
緑の賑やかな景色も素敵ですが、白く静かな景色もとても美しい!
雄大さを強く感じました。
華厳の滝には、観瀑台が2か所あります。
上から滝を見降ろすように見ることができる無料観瀑台。その無料観瀑台の100m下にある有料観瀑台より見上げる滝も大迫力!
私自身、有料観瀑台へは小学生時代以来の約10年ぶりに行ったのですが、上から見る姿とはまた違った良さがありました。
有料観瀑台に降りてみると、滝もさることながら、華厳渓谷の素晴らしさを感じました。
見上げた周りの岩場に広がる柱状節理は、迫ってくるようです。
その姿を真下から見ると、パイプオルガンのようで、とても美しく感じました。
このように岩場がごつごつとある華厳渓谷ですが、華厳の滝周辺には特別天然記念物に指定されているニホンカモシカが生息しています。
滝を見るだけではもったいない!ぜひその周辺にも注目してみてください。
残念ながら今回、私はニホンカモシカの姿を見ることができませんでしたが、ここに生息する動物の気配を感じることができました。
華厳の滝周辺の人の踏み入れていない雪の上に残る、かわいらしい動物の足跡。
今の時期だからこそ見ることができる動物の痕跡です。
大きさは5cmほどと小さな鳥の足跡。
真っすぐではなく、うろちょろしながら歩いたようです。
そんな中、人間の手?と思うような足跡も。
これはサルの足跡。
人間の赤ちゃんの手ぐらいの大きさでとってもかわいらしい!!
あまりのかわいらしさに、ついつい後を追ってしましました。
姿は見ることができなくても、奥日光の動物たちを感じることできます。新たな発見ができるかもしれません。(こ)
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■企画展情報
『地域の記憶展』
日時:12月1日(日)~来年3月30日(日) ※ただし毎週月曜日は休館日となります。
料金:入館料として大人500円、小人(4歳~中学生まで)250円
江戸時代末期から奥日光で宿泊業をしていた「六軒茶屋米屋 井上志郎」にスポットをあてつつ、風景画、漁具、林業道具、ヨットの旗など当時の奥日光を物語る様々な品を展示しています。