奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
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今朝の天気はくもり、気温は 4℃です。(8:00時点)※下記の情報は4月3日(水)時点のものです。
今回は春を求めて日光自然博物館から第一いろは坂を通って馬返しまで行ってきました。
日に日に暖かくなってきた奥日光ですが、最初のカーブ付近では路肩に雪が残っていることに加え、まだ枯れ景色なことも相まって冬が抜けきらない様子。
そんな中を歩いて行くと、嬉しい出会いがありました。
それはヤナギの花穂です。ヤナギは他の木々に比べるといち早く花を付けます。そのため、この銀色のフワフワがついている枝先を見るといよいよ春の訪れを感じられました。
そんな出会いを楽しみつつ、中茶屋付近まで下るとさらに花の種類が増えてきました。
濃い黄色が目立つダンコウバイ。
春を告げる花のカタクリと景色の中にぽつぽつと彩が増えてきました!
まるで歩みを進めるとともに季節が進んで行くような体感でした。
他にはこんなお花も。
これはフサザクラという木の花。名前に「サクラ」とついていますが桜の仲間ではありません。
見た目も花弁が無くまるでポンポンのような見た目をしていますが、咲き揃うと独特な形と色合いが相まって普通の桜とは違った美しさを楽しめます。咲き具合としてはまだ咲き始めですのでこれから注目のお花ですよ!
そして、下りきったいろは坂ではこんな面白い光景も。
序盤では花穂だけだったヤナギがなんと開花していました。
高低差が400メートルあるいろは坂は上と下で季節の進み方がこんなにも違うということを改めて実感します。
枯れ景色から始まって徐々に花が咲く様子を見られる下りいろは坂はまるで季節をタイムワープしているよう!
ぜひ、標高とともに移り変わる周囲の季節を車窓から眺めて体感してみてはいかがでしょうか。ただし、運転には十分ご注意ください。
お知らせ
☆☆企画展情報☆☆
企画展「一味違う自然観察 這い寄れ!花の奥日光」開催!
春はアカヤシオなどのツツジ、夏はノアザミやホザキシモツケといった美しい花々で彩られる奥日光ですが、今回は忘れられがちになってしまう足元の花たちに限界まで近づくことで見えてくる魅力をご紹介します。
期間:2024年4月20日(土)~ 2024年7月7日(日)
その他にも、バードウォッチングやお手軽ハイキングイベント、初心者向けの登山イベントなど、奥日光の春を楽しむイベントを多数企画しています。
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